限定カスタム
個人のカスタムではありません、ネットで得た情報によると最終期にMGC 上野店の限定カスタムのようです。 右は私が購入したものではありませんが、箱写真がありましたのでかってに使用させていただきました。箱の右上に金色のシールが貼ってあり、そこにGM5HW ボ・マーリブモデル と印刷されています。 発売時期などは分かりませんでした。
他にもスプリングフィールドモデルもあったのかもしれません。今回購入ものにはデトネータは付けられていない非発火モデルでした。チャンバーサイズはスモールカート用です。スライド強度の関係でブローバックモデルは存在しないのではないかと思います。
発売時期
KURO さんのブログによると2006年のサヨナラセールの広告に見られます。貴重な情報発信有難うございます。https://kjykt965.blog.fc2.com/blog-entry-352.html
と、いうことで 2006年4月号のGun 誌を購入しました。上写真は広告ですが、右のように中の記事にも登場していますが、 すべて価格未定となっていますね。いったいいくらくらいで売ったのでしょう??
MGC 製ではあまり見かけない、A1 で無い1911は、魅力ですね。
外 観
リブはおそらく亜鉛製でネジでしっかりと?止められています。
3枚目の写真のボマー刻印の先に縦線が見られるのは、モデルガンのみで、おそらく金型の流用のために
以前のモデルの造形線が残っているのではないかと想像しています。
大きなリブを装着している割には、それほど重くもありません。スライド刻印はシリーズ70・ゴールドカップです。バレル・ブッシングも、ちゃんとスプリングタイプが付いています。
フロントサイトは、別パーツが精密に入れ込まれています。MGC の6インチナショナルマッチと比較しています。 同じボマーサイトですが、若干刻印など違いがあります。そう、6インチと並べているということは・・・。
GMターゲットもどき
そうなんです、これがやってみたかったのです。右写真は1969年にMGCから発売された金属ガバのGM−1のカスタムモデルです。この、手に入らないものを望む心をなだめるのに、このボマーリブモデルは最高のブツでした。
おかげで心のすき間を埋めることが出来ました。
戦闘機や戦車が好きな人は、絶対に手に入れられないのでミニチュアで我慢するしかないのですが、モデルガンなんてのは持っている人もいて羨ましくって歯がゆいから何とかして似たようなものを用意して心の隙間にパテ埋めしてやるのが健康的だと思った次第です。
- その昔、実銃の世界でボマーサイトが流行ったブルズアイ競技は5.5インチと8インチ銃身ですので6インチのガバを
使う人はいなかったようです。いまではレッド・ドット・サイトが流行っていてボマーサイトや大きなリブは廃っているようです。
カタログと共に
これですよ、これ。こんな写真が撮りたかったんです。ターゲットもどきも並べられて満足です。カタログは1971年版のコピーです。まだ黒色、銃口開きの時代です。
ついでにGM2のフレームと合体して完璧ターゲットもどきにしようかと思いましたが、エジェクターが当たって、あとすこし嵌りませんでした。ちょこっと削れば行けそうですが、そこまで私は病気ではありません。
驚きましたがGM2とGM5 のスライドミゾは同じ寸法なんですね。きっちり入ります。
ボマーサイトについて
ボマー社さんは既に廃業されたようですが、同様のサイトは多くの会社が作っているようです。その中のこちらの説明が面白かったです。真実なのかはよく調べていないので分かりませんが。URL は下記です。https://kensight.com/bomar-bmcs-sights/
すこし残念
良いところばかりではないのですこし残念な部分も書いておきます。 左写真で分かるように真ん中のネジは遊んでいます。右写真は左側がリブのスのアップです。亜鉛鋳造品によくみられるものです。右上はチャンバー部分にリブとのすき間があって向こう側が見える写真です。リブは本物のカスタムのようにビッチリとは 装着はされていません。右下写真は写りが悪いのでよく分かりませんが、若干後ろに向けてリブが反っているように見えます。スライド右側ではそう見えません、右側は一直線です。
まぁ、メーカー純正カスタムなのでホドホドで満足することにしましょう。
ちなみに実銃では、このようにビッチリと装着されています。
URLはこちら↓
https://www.gunsinternational.com/guns-for-sale-online/pistols/colt-pistols---1911-series-70/colt-mkiv-series-70-government-model--45acp-5-quot--barrel-1911-custom-bullseye-target-pistol-w-upgrades-1972mfg---sold---.cfm?gun_id=101509090
実銃写真
1,2枚目はジムクラークカスタム
https://www.hallowellco.com/jim_clark___custom%20govt%20model.html
一枚目写真はこちら
https://www.invaluable.com/auction-lot/colt-gold-cup-nm-series-70-203-c-aaa4794952
リブの穴は4個、5個があったようです。←、教えてもらい調べるてみると4個穴と5個穴は、全然違う製品だと分かりましたので 下記に追記します。匿名様情報頂き有難うございました。
雑 学
ボマーリブ・チューナー
薬室の上あたりにTUNER とあるように5つ穴のリブは特別品です。右写真のようにL字型になった黄色矢印部分が少し動くように 造られている感じです。ここのスペースを使用バレルに合わせて調整できるみたいです。ここの調整はバレル フード(Barrel Hood)フィッティングと言ってソコソコ大事な部分のようです。
参考ページ
●左写真のページ
https://www.guns.com/firearms/handguns/semi-auto/colt-clark-heavy-slide-colt-m1991-a1-series-80-bo-mar-heavy-target-rib-with-adjustable-sights-45-acp-semi-automatic-8-rounds-5-barrel-used?p=997562&soldout=1
●右写真のページ
https://www.gunauction.com/buy/9192559
●バレル・フードについてのページ
https://www.firearmsnews.com/editorial/how-to-fit-a-1911-barrel-part-1-the-hood/78307
コーゼニスキーさん
のパテント
下記のアドレスで7つほどボマーさん(Korzeniewski さん)のパテントが出てきます。このうちの上の図2つを組み合わせたものが
チューナー・タイプのリブのようです。https://patents.google.com/?inventor=Korzeniewski+Robert
参考サイト
大変参考になります。日本語のPeko さんのサイト●Peko's Gun Box
https://www.pekosgunbox.net/Magazine/BO-MAR.html
こちらは今回紹介モデルではなく昔に発売されたものかもしれません。
●ばらだぎ さんのブログ
https://plaza.rakuten.co.jp/baradagi/diary/201307030000/
おわりに
今回登場のMGCプラスチック・ガバメント達です。むかしはプラガバなんて気にもしませんでしたが、 歳をとってくると何でも可愛く見えてくるものです。ボマーリブモデルは、化石を掘り当てたような喜びを 与えてくれました。こんな素敵なモデルを作ってくれた方々、有難うございました。手持ちの洋書1911にハイパワーのカスタムがありました。昔を知る世代は、この分厚いリブにあこがれちゃいますね。