友人が購入し、開封したてのものを写真に撮らせていただきました。有難うございます。
前回のハドソン再生産トンプソンは、2015年でしたので、もう7年も経ったのですか。早いものです。 待望久しかったトンプソンが再生産、再販売されました。2022年7月です。 ただしこの度は、サプライズでM1A1ではなくって、M1としての登場になりました。 おそらく、ものづくり人の特性で前回と同じものは、作りたくはなかったのかもしれません。
右刻印
こちら側の刻印は、以前の再販モデルと同じですが・・・。左刻印
↑これを見て下さい、M1A1 ではなくって
M1と書いてあります。
ちなみに以前のモデルの刻印はこうでした。→
前回同様、いえ前回よりもくっきりと入った各種刻印です。
- GEG は、オートオーディナンス社のジョージ・E・ゴリさんの検査マーク。
- FJA は、フランク・J・アトウッド大佐の検査マーク。
- 丸い大砲2門のマークは米国陸軍の検査マーク。
すき間ナシ
個体差はあると思うのですが、この度のモデルはすき間が全然ありませんでした。びっちりです。 また、mule のブログで社長が今回は上下を結合してから削ったとの書き込みがありましたが、 それがどこの部分を指すのかよく分かりませんでしたが、この精度を出すためのひと手間だったのかもしれません。
ちなみにこちらは、前回の再販モデルを私が購入したときの個体です。フレームが反っているらしく すき間が見られます。
また、前回はマガジンキャッチがすごく
ギチギチでしたが今回はOKでした。
あいかわらずマニアックな各種刻印を打っているようです。実銃のトンプソンM1の時代はサベージ社で製作されていました。 それを表すS刻印が見られます。
M1のハンマー、撃針
自分は失敗写真でしたが、匿名様より写真をいただきました。有難うございます。ボルト下方に撃針が見えます。実銃では真ん中なのですがモデルガンなのでオフセットされています。比較としてCMC とタナカです。両方M1ですが、タナカは撃針の頭が出ないようにしています。
写真の右がCMCです。センターを叩かない位置に撃針が見られます。CAWも同様の位置にあります。
三角形のハンマーだけは、ようく見えます。これは、ハドソンのトンプソンには、実銃にある壁が省略されているから 丸見えなのです。ですから、せっかくのM1での三角ハンマーなのですが、壁に当たることはなく、したがって 撃針も前進することは無いのです。
うー−む残念。
ハンマーってこんな形です
ハンマーって言ってもリボルバーのハンマーみたいな形ではありません。図のように三角形で一方の端がフレームに当たることにより撃針を押さえるものです。図はトンプソン1928型です。ハドソン、CAWのトンプソンには、ハンマーが当たる壁がありません。ブリーチ面に固定のファイアリングピンが登場するのは、M1A1 になってからでして昔は装填中の暴発を嫌ってファイアリングピンとハンマーが存在することは、当たり前のことでした。
壁の説明
壁の説明にタナカとハドソンの比較写真です。右四角にボルト前進写真がありますので分かるのではないかと思います。 ボルトの下部が丸見えですよね。紙 箱
手作り感、満載の紙箱です。CAWと大きく書いているのが嬉しいですね。でも実際はミュールです。85,000円が定価(税別)です。前回がやけに安かった記憶がありますが、今回は倍くらいに値上がりしました。
マニュアル
今回は、米軍マニュアルを再印刷したものが付属しています。 すこし厚めの紙で作られています。とうぜん英語です。マガジン
この個体だけかもしれませんが、マガジン刻印が非常に薄いです。オートオーディナンスの3行刻印ですが 薄くてよく見えません。マガジン刻印は、下記のページに各種あります。参考にどうぞ、英語です。
Thompson Box And Drum Magazine Guide
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http://www.machinegunboards.com/forums/index.php?showtopic=9897 |