写真x

右サイド

写真x いつも左向き写真ばかりなので右側も載せておきます。コルト社の実物セカンドタイプ・グリップをつけています。
写真02
実物グリップを付けたコクサイの2代目パイソンですが、一番上のものが初期型ですぐにメッキがあせてしまう物です。 クリアイエローを塗っています。
この初期型のみ実物グリップが無加工で装着できます。
他のボルト改良型はリバウンドレバーピンをカットしないと実物グリップは装着できません。
写真00
写真は6インチ銃身です。発売当初から2.5インチ、4インチ、6インチが用意されていましたが、下記に述べますがのちに8インチも 販売されました。
写真07 また、もっと後になって3インチ銃身も発売されました。

こちら万丈一致さんのページから拝借した写真です。 実銃の 3インチのコンバットパイソンというのは、調べてみたらカタログにも載っていない特注モデルだったようで 1988年の Lew Horton Distributing Company さんへの500丁のみが存在するようです。


登 場

写真05 1986年7月号のGun 誌に予告が載っていました。「モデルガンのロールスロイス」とは、大きく出ましたね。 そうとうの自信作だったのかもしれません。翌月には価格も発表されています。スティールモデルガンと書かれていますが もちろん鉄製ではなく亜鉛合金製です。

写真06 10月号では新見さんが詳しくレポートを書かれています。


メ カ

写真01
発売当初は、完全に実物のメカを再現しましたが、ボルトが亜鉛製なのでうまく動かない場合がほとんどでした。
それで、ボルトとリバウンドレバーの型式をやり変えた対策パーツが後年、セットで販売されました。写真のリバウンドレバーは対策パーツと交換済みです(ボルトは変えていません)。

新形式は、コルトオリジナルメカをあきらめてタナカのガスガンモデルにみられるようにカムが可倒式になっていて、ボルトを逃がす方式です。確実に作動します。


写真03
2011年に再販された際の紙箱です。プラスチック製と兼用かもしれません。

6インチ

写真x 実物ファーストタイプ・グリップ(銀色メダリオン)装着しています。

8インチ

写真x 当初は登場していなかった8インチ版ですが、ずいぶん後期に発売されました。実銃でもパイソン・ハンターとして発売されたものですね。写真のグリップはコルト社実物、サードタイプです。

新登場・8インチ

写真10 ハンターを調べてみたら、一度閉店したコクサイさんがサンプロさんの応援で再起動したときに新製品で登場したもののようです。 記事を読むとリバウンドレバーが変更された対策品パーツが組み込まれているようです。2004年8月号のGun 誌です。

実銃・8インチのお話

写真11 写真は書籍から取ったものですが、左側の1979年のカタログには6インチまでしか掲載されていませんが、右の1980年の カタログには8インチが登場しています。 当初は何も愛称は付いていなかったようですが次々とマイナーバーションが発売されたようです。

8in パイソン
バージョン表

年 度愛 称特 徴
1980 パイソン357Mag、木グリ
パイソン・ターゲット38スペシャルオンリー、木グリ
1981 パイソン・ハンター 357Mag、パックマイヤ・グリップ装備、
パイソン 22 22Mag、木製グリップ装備、
1983パイソン・シルエット357Mag、パックマイヤ・グリップ装備
1988パイソン・テンポインター357Mag、木グリ(カタログには無い)
1989パイソン・ステンレス製
(6inは1983年から)
ラバーコンバットグリップ

下記書籍からの情報で、22口径のパイソンや 38スペシャルオンリーのパイソンが、あったことを初めて知りました。


おまけ

分解図 リバウンドレバー対策済みの分解図です。図の中でピースという部品でボルトの戻りを許しています。 初期の製品には、なかったパーツです。

参考書籍

写真_12 米国アマゾンで170ドルくらい。